東京電力パワーグリット

IHクッキングヒーターの選び方や寿命・設置方法・交換費用を解説!

おうち時間を充実させたい昨今、キッチンでも調理時間や後片付けの手間をかけず快適に過ごしたいものですね。
夏場の調理はキッチンが暑くなってしまうので気が進まない方や、コンロ掃除ではしつこい油汚れや焦げがなかなか落ちずに苦労されているというお悩みはありませんか?
IH
クッキングヒーターは、そんなお悩みを持つ方の味方になってくれるかもしれません。

今回はIHクッキングヒーターについて、「選び方編」「メリット・デメリット編」の2回に分けて徹底解説していきたいと思います。

1.IHクッキングヒーターの選び方

1-1.IHクッキングヒーターのタイプ

まずは、IHクッキングヒーターのタイプ(型)をニーズや使用場所によって選びます。

卓上IH調理器

家庭用100Vコンセントがあれば使用できるため、簡単に導入できます。
お近くの家電量販店やホームセンターですぐ購入できます。テーブル上でも調理できますので、ご家庭に1台あると便利です。
家族や友人とリビングやダイニングで鍋を囲んだり、焼肉や揚げ物をすることもできます。
1
口タイプが主流ですが、2口タイプの100V卓上IHクッキングヒーターもありますので、100Vコンセントしかないけれど2口使いたいといった場合にも対応できます。

IH調理器で揚げ物

卓上IH調理器の例

据置タイプ

流し台横のコンロ置き場に設置するタイプで、主に2口のため、比較的安価に購入できます。
据置タイプで3口の機種もありますが機種が限られるため、色々な機種から選びたい場合には、ビルトインタイプのIHクッキングヒーターに据置用枠を取り付けることで、お気に入りの機種を据置タイプとして導入できます。

IHクッキングヒーター据え置き型

据置タイプIHクッキングヒーターの例

ビルトインタイプ

システムキッチンにはめ込むタイプで、2口と3口タイプが選べます。また、グリルのないタイプも販売されています。IHクッキングヒーターがキッチンと一体化するのでキレイな仕上がりです。
新築やリフォーム時にお勧めです。
なお、IHクッキングヒーターの下にビルトインオーブンレンジを組み合わせたい場合は、組み合わせが可能な同じメーカーのビルトインオーブンレンジを組み合わせましょう。

ビルトインタイプのトッププレートの大きさは、幅60cmと幅75cm2種類から選ぶことができ、幅が75cmタイプであっても、システムキッチンにはめ込む部分の大きさは他のコンロと同サイズですので、ガスコンロや幅60cmタイプのIHクッキングヒーターからの取り替えも可能です。

ただし、海外メーカーのIHクッキングヒーターは、日本のシステムキッチンと規格が異なるため、海外メーカーの製品を希望される場合は、それに対応したシステムキッチンや設置場所を準備する必要があります。

IHクッキングヒータービルトイン型

ビルトインタイプIHクッキングヒーターの例

 

ミニキッチン用

ワンルームの集合住宅やミニキッチンで多く採用されるタイプです。
横幅が3045cmほどのため、狭いスペースに設置できます。1口と2口タイプから選べます。
グリルはついていません。

1-2.口数

コンロの口数は、前述のとおり、タイプにより1口~3口が選べます。
同時にたくさんの料理をしたい方には3口あると便利です。

1-3.ラジエントヒーターの有無

IHクッキングヒーターでは使えない鍋や魚焼き網を使いたい。
そんなときはラジエントヒーター付きのIHクッキングヒーターがあります。ラジエントヒーターは天板自体が熱くなりますので、IHに対応していない鍋や魚焼き網も使えます。

1-4.オールメタル対応の有無

IH対応の鍋やフライパンは一般的に鉄・ホーロー・ステンレス製(鍋底に磁石がくっつくもの)ですが、銅やアルミニウム製の鍋やフライパンが使えるオールメタル対応IHクッキングヒーターがあります。
お気に入りの銅鍋を持っているということや、IHでも銅やアルミの鍋が使いたいといったニーズがあれば、価格は高くなりますがオールメタル対応を選ぶことで使えるようになります。

ただし、オールメタル対応といっても、銅やアルミ使用時には、鉄・ホーロー・ステンレスに比べると火力が弱くなりますので、火力を落とさずに使いたいというニーズがあれば、通常のIHに鉄・ホーロー・ステンレスの鍋を組み合わせることをお勧めします。

1-5.グリルの種類や手入れのしやすさ

魚を焼くとグリルの手入れが大変!といったプチストレスを解消すべく、各社がグリルの機能にこだわった製品を販売し、商品の差別化を図っています。
また、魚を焼くときの煙やにおいが気になる方は、脱煙・脱臭機能が付いた機種をおすすめします。
グリルの大きさや手入れのしやすさ、開け閉めのしやすさなど、実際に触ってみて自分のニーズにあったものを選びましょう。

以下は主なグリルの種類と特長です。

シーズヒータータイプ

一般的なグリルに使われるヒーターで加熱するタイプ。
深めのグリル皿やフタを用意して、ヒーターに汚れがつきにくい工夫をしている機種や、平面ヒーターを内蔵して全面フラットで手入れがしやすい機種もあります。
遠赤外線による輻射熱で外はパリッと中はジューシーな炭火のように焼くことができる特長があります。

下面IHヒータータイプ

下面をIH、上面を平面シーズヒーターとすることで、きめ細かな温度調整を可能として、凍ったままの魚や鶏肉を一気に焼き上げられる機種もあります。
全面フラットなので手入れがしやすい特長があります。

また、上面シーズヒーターによる輻射熱で炭火のように焼き上げます。

電子レンジ内蔵タイプ

ロースター部分に電子レンジが内蔵されており、平面ヒーターによる加熱と組み合わせることで、短時間でも食材の中まで火がとおり、外側は香ばしく焼き上げられる機種もあります。
凍ったままの食材も電子レンジで解凍しながら自動調理可能。
全面フラットなので手入れがしやすい特長があります。
また、下面はグリル皿が付いているので、ヒーターに直接油が当たることなく、油煙の発生が抑制されます。

1-6.操作ボタンやダイヤル

IHクッキングヒーターの加熱の際にボタンで操作するもの、丸いダイヤルを回して操作するもの、ボタンとダイヤルを組み合わせて操作するものがあります。
ガスコンロのようにダイヤルを回して操作したいといった方にはダイヤルタイプがお勧めです。
また、ボタンの大きさもメーカーや機種により大小ありますので、実際に実機を触ってみることをお勧めします。

1-7.デザイン

トッププレートの色

トッププレートは、主にシルバー系、ブラック系、ホワイト系の色から選択できます。
キッチンのデザインにあった好みの色を選びましょう。

火力表示

火力の強さによってトッププレートの表示が変わるものや、火力ランプの色が変化するもの、ランプの付く範囲が変わるものなど、直感的に火力の強弱が把握できるか確認してみましょう。

画面表示

トッププレートの上に液晶画面があり、各種の表示がされる機種があります。
文字が読みやすいか、操作が分かりやすいかといった視点でチェックしてみましょう。

2.IHクッキングヒーターの寿命・耐用年数

IHクッキングヒーターの寿命は10年程度と言われています。
寿命は、使い方や使用頻度、お手入れの頻度等によっても変わってきますので、もちろん10年以上使えるケースもあります。
取り替え時期の1つの目安として考えていただければと思います。

3.設置工事

3-1.ガスコンロからの取り替え工事と設置費用

ガスコンロからIHクッキングヒーターへの取り替えの際には、台所ガスの閉栓と200Vコンセントの設置工事が必要です。
また、ご自宅が単相2線式100V配線の場合、単相3線式100V/200V配線への変更が必要となり、配線張替や分電盤の取替費用がかかります。
このように工事の条件によって設置費用が異なり、設置工事も電気工事士
資格が必要な工事になりますので、見積もりについては販売店や電気工事店にご相談ください。
なお、施工業者は東京電力パワーグリッドでも紹介することもできますので、工事内容や設置費用が気になる方は、こちらからご相談ください。

家を新築される際は、ガスコンロを設置される場合でもキッチンにあらかじめ200Vコンセントの設置工事をしておくと、将来的にIHクッキングヒーターに変更する際も電気工事が要りませんので、おすすめです。

3-2.IHクッキングヒーターの取り替え工事と設置費用

既存のIHクッキングヒーターを取り替える場合は、既存の電気配線が利用できます。
据置タイプであれば、設置とコンセントの抜き差しだけで済みますが、コンセントと電源プラグの形状が異なる場合は、有資格者による電気工事が必要になります。

ビルトインタイプの場合は、システムキッチンにキレイに収めるための施工が必要になりますので、設置については販売店や電気工事店にご相談ください。

なお、IHクッキングヒーターの取替工事は、東京電力パワーグリッドでも承ることができます。
東京電力パワーグリッドでの設置費用の目安は、こちらをご覧ください。
また、無料見積もりやご相談は、こちらからご依頼できます。

4.まとめ

IHクッキングヒーターは、毎年、使いやすく進化を続けています。ご自身のニーズにあった最適な機種を選んでいただけますと幸いです。
もしも、何を選べば良いか迷った時には、お近くの販売店や東京電力パワーグリッドにご相談ください。

東京電力パワーグリッドでは、この他にもお客さまが電気でお困りのことや、みてもらいたいことなど、ご家庭の電気安全のご相談にお応えするコンサルトサービスも実施しています。
IH
クッキングヒーターを使うとブレーカーが落ちるといった不具合の際には、その原因調査や漏電調査も承ります。

  • 電気設備の点検をしてほしい
  • 漏電していないか心配なのでみてほしい
  • プラグやコードの正しい使い方を教えてほしい
  • 焦げたり差し込みのゆるくなったコンセントを取り替えてほしい
  • 分電盤やブレーカー、スイッチを取り替えてほしい

こんな時には、お客さまの屋内配線などを東京電力パワーグリッドが測定器を使って診断します。お気軽にご相談ください。
24
時間365日受付しております。詳しくはこちら

あわせて読みたい:火力は本当に強い?IHクッキングヒーターの普及率やメリット・デメリットは?