東京電力パワーグリット

令和5年春季全国火災予防運動がはじまりました。感震ブレーカーの設置で大地震発生後の通電火災を予防しましょう!

2023年3月1日から7日まで令和5年春季全国火災予防運動が実施されています。
大地震が起きたときに気をつけなければならないのが電気火災ですが、そのなかでも「通電火災」をご存じでしょうか。
電気火災の主な原因として、地震の揺れによりヒーターなどの発熱する機器に可燃物が接触し火災になるケースや、停電が復旧したときに使用していた機器(特に発熱機器)や、重量物が倒れて傷ついたコードなどへの通電により発生する通電火災があります。
通電火災は、停電から電気が復旧することによって発生する火災ですので、復旧時にブレーカーが「切」になっていれば、防ぐことができます。
「感震ブレーカー」は、震度5強以上の大きな地震を感知すると数分後(一般的には3分後)に自動的に漏電ブレーカーを「切」にしますので、不在時やブレーカーを「切」にして避難する余裕がない場合に通電火災を防止する有効な手段です。
なお、多くの家にはまだ感震ブレーカーが設置されていない状況ですので、設置がない場合は、大地震で避難する際にはブレーカーを「切」にしてから家を離れしましょう。

そのために日頃から分電盤の位置を確認しておき、分電盤の付近には物を置かないようにしましょう。

東京電力パワーグリッドでは、安心して暮らしていただくために以下についておすすめしております。
①漏電火災を防ぐ漏電ブレーカーの設置や定期的な取替。(設置から15年が取替目安)
②大地震後の通電火災を予防する感震ブレーカーや感震コンセントの設置。
③トラッキング火災を未然に検知し、警報・自動OFFするコンセントの設置。
④万が一の火災発生時に備えた住宅用火災警報器の設置・定期取替。(設置から10年が取替目安)

これらの安全装置の設置・取替工事やお客さま電気設備の安全点検も承っておりますので、
お気軽にご相談ください。(詳しくはこちら

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