東京電力パワーグリット

「あ!?電気が消えた・・・。」ブレーカーが落ちる原因とその解決方法について

寒い季節や大雨の日になるとよくブレーカーが落ちる。食事の準備をしているとなぜかブレーカーが落ちやすい・・・そんな経験はありませんか?

ここで紹介するブレーカーが落ちる原因と対処法を知っていただくことで、寒い季節や大雨の日、さらには料理の最中に突然ブレーカーが落ちるという状況を防ぐことができます。

この方法を知っていただければ、今後万が一ブレーカーが落ちて停電になってしまっても焦らずに対処できるようになるでしょう。

それでは1つずつ解説していきます。

1.よくあるブレーカーが落ちる2つの原因

電気のトラブルで1番多いのは突然の停電ではないでしょうか?なぜか冬の季節や大雨、台風の日なるとブレーカーが落ちやすい、食事の準備をしているとなぜかブレーカー落ちて停電するなど、状況は様々です。しかし停電のよくある原因は『使いすぎ』と『漏電』によってブレーカーが落ちてしまうことにあります。

1-1『使いすぎ』による停電

一度に多くの電化製品を使いすぎるとブレーカーが落ちて電気が消えます。これがいわゆる使いすぎによる停電です。ではどのような電化製品を使うとブレーカーが落ちやすいのでしょうか。

代表的な電化製品ではエアコンや電子レンジ、アイロンやドライヤーなど、熱を出す機器、温めるものは消費電力が大きいため、同時に複数の電化製品を使うとブレーカーが落ちやすくなります。

1-2.よくある停電状況

よくある停電する状況は、冬の寒い季節でかつ食事の準備をしている時です。例えば朝の時間帯であれば、朝起きて部屋を暖めるためにエアコンを付けた状態で、朝ご飯の準備をすることが多いと思います。その時に電気ケトルや電子レンジなど熱を発する電化製品を同時に使用する可能生があります。朝風呂に入れば、お風呂から出たらドライヤーを使って髪の毛を乾かします。

夕方や夜の時間帯も同じように、食事の準備をしながら家族の誰かがお風呂に入った後ドライヤーを使って髪の毛を乾かしたり、アイロンを使ったりして電化製品を同時に使うと、電気の使いすぎでブレーカーが落ちてしまいます。ポイントは「同時」に使うということです。

ではどうすればよいのでしょうか?

1-3.誰にでもできる簡単な対策!

上の写真にあるアンペアブレーカーが落ちる場合は、電気の使いすぎによる停電です。
誰にでもできる対策の一つとして、熱を発する電化製品を『同時に』使わないように注意することです!

家族が多い場合は1人が注意していても他の誰かが同時に電化製品を使用すればブレーカーは落ちやすくなります。まずは家族の全員で、「ウチはエアコンと電子レンジとドライヤーを一緒に使うとブレーカーが落ちるよね」など、自分の家の中にある電化製品でブレーカーが落ちやすい組み合わせは何か共有しましょう。(契約アンペア10アンペアあたり、1,000ワットの電化製品が使えます。例えば契約が40アンペアでしたら、4,000ワットを超えないように使うことで使い過ぎによる停電を防止できます。)

それでもアンペアブレーカーが落ちてしまうようなら、「契約している電力会社」(小売電気事業者)へ連絡し、契約アンペアを変更して同時に使えるアンペア数を増やすという方法もあります。(一般的に契約アンペアを大きくすると毎月の基本料金が増加します。基本料金については契約している電力会社のホームページ等でご確認ください。)

例えば、家族が増えると同時に電化製品を使用する事が増えますよね。
今まではエアコンと電子レンジだけだったのがドライヤーと電気ストーブを使うようになったなど。このような場合は契約アンペアを変更すればアンペアブレーカーが落ちにくくなります。

ただし、上の写真にある安全ブレーカー(配線用遮断器)が落ちてしまう場合は、家の一部で電気を使い過ぎているため、契約アンペアを大きくしても解決しません。安全ブレーカーは、100ボルト回路の場合、2,000ワットまで電気が使えますので、その回路で同時に使用する電化製品がそれ以下になるようにご利用ください。

※スマートメーターが取り付けられているご家庭の場合、スマートメーターに内蔵されているアンペアブレーカーの機能により契約アンペアを設定している場合があります。この場合アンペアブレーカーは取り付けられておりません。(使いすぎの場合は10秒後に自動復旧します)

スマートメーターのアンペアブレーカー機能により契約アンペアが設定されている場合の例

1-4.『漏電』による停電と対策・対処法

もう1つの主な停電の原因は『漏電』による停電です。
上の写真にある漏電ブレーカーが落ちる場合は、漏電している可能性があります。

そもそも漏電とは、電気が本来通るべきルートを外れて漏れてしまう現象をいいます。
皆さんが使っている電気機器や電気の配線には電気が漏れないように「絶縁」という処理が施されています。その配線が傷ついたり、劣化したり、水に濡れてしまうと、そこから電気が漏れ、漏電ブレーカーが落ちて停電してしまいます。これが漏電による停電の仕組みです。

漏電すると電気が漏れている状態なので感電や火災の危険性があり非常に危険な状態だと言えます。(漏電ブレーカーが落ちることで電気をストップし、感電や火災から守ります。)

ではどのような場所が漏電しやすいのでしょうか?

漏電しやすい場所①

漏電しやすい主な場所は『屋外』の電気機器や配線です。代表的な電気機器はエアコンの室外機や門灯です。理由は、太陽や雨・風に当たり続けているため劣化しやすくなっているからです。

例えば夏の時季は、クーラーを使用する事が多いと思います。その時に台風など大雨で室外機に雨が降り込み、漏電して停電するケースは少なくありません。
門灯も同様に、雨水などが入り漏電するケースがあります。

漏電しやすい場所②

もう1つの漏電しやすい場所はキッチンです。意外な場所だと思いますがキッチン回りも漏電による停電のケースは少なくありません。

よくある原因の1つに電気ポットのマグネット式コードが上げられます。ポット側に繋がるケーブルの形状を確認してみると、マグネット式でくっつけるタイプが多いと思います

例えば、コンセントを差した状態でポット側のコード外すと、マグネット部分までは電気が来ている状態です。この状態でマグネットがシンク等の水に濡れた金属にくっつくと本来電気が流れるべきではない場所に電気が流れてしまうため漏電しブレーカーが落ちます。

2.漏電になった時の対処法

前述のとおり、漏電している状態とは電気が正常な通り道をはずれて(漏れて)流れている状態なので感電や火災に繋がる可能性があり非常に危険な状態です。

漏電による停電になった場合は漏電ブレーカーが落ちて停電になるケースがほとんどです。まずはご自宅の分電盤についている漏電ブレーカーが落ちているか確認しましょう。

もしも漏電ブレーカーが落ちている場合は家の電化製品や電気の配線のどこかで漏電している状態なので危険な可能があります。その場合はブレーカーの操作により漏電箇所を特定することができます。

復旧方法の詳細はこちら

3.漏電になる前にしておく2つの対策

3-1.電化製品の確認

1つ目はご自宅の電化製品の確認です。

どの電化製品にも寿命があり、長く使用することで故障する可能性が高くなります。

特に、長期使用製品安全表示制度の対象製品である

  • 扇風機
  • 換気扇
  • エアコン
  • 全自動洗濯機
  • 2槽式洗濯機
  • ブラウン管テレビ

の6品目については、長期に亘り使用され経年劣化による事故が多いため「設計上の標準使用期間△△年」と表示されます。
この標準使用期間を超えて使用されますと、経年劣化による発火やけが等の事故につながるおそれがあります。

出典:経済産業省 長期使用製品安全表示制度

標準使用期間が過ぎていれば買い替えを検討することをおすすめします。

3-2.電源コードの確認

2つ目は電化製品の電源コードの確認です。

電化製品からコンセントまで伸びている電源コードですが、何かに挟まれていたり踏まれたりしているとその部分が傷つき配線が剥き出しになり、その部分で漏電する可能生があります

そのような状況であれば、物をどけたり延長コードを使うなどで対策したほうがよいでしょう。

4.まとめ

電気トラブルは突然起こりますが、ちょっとしたことに気をつけ、事前に確認しておくことで未然に防ぐことができます。

万が一トラブルが起きてブレーカーが落ちた場合、どのブレーカーが落ちているのか分電盤を確認してみましょう。
次に落ちているブレーカーがアンペアブレーカーや安全ブレーカー(配線用遮断器)の場合、電気の使いすぎで落ちた可能性が高いため、使用する電化製品を減らして少し様子を見てみましょう。

漏電ブレーカーが落ちている場合は、どこかで漏電している可能性があるため、電気工事店などに連絡をして点検をしてもらいましょう。

なお、東京電力パワーグリッドではお客さまが電気でお困りのことや、みてもらいたいことなど、ご家庭の電気安全のご相談にお応えするコンサルトサービスを実施しています。

  • 電気設備の点検をしてほしい
  • 漏電していないか心配なのでみてほしい
  • プラグやコードの正しい使い方を教えてほしい
  • ブレーカーやコンセント・スイッチを取り替えてほしい

こんな時には、お客さまの屋内配線などを東京電力パワーグリッドが測定器を使って診断します。お気軽にご相談ください。
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