東京電力パワーグリット

省エネ家電製品の選び方

「省エネ」という言葉について、みなさま一度は耳にしたことのあるフレーズではないでしょうか?

資源エネルギー庁も推奨するこの「省エネ」。
省エネ技術の進歩により「省エネ家電」が普及している昨今、省エネについてわかりやすく解説していきます。

「省エネってなに?」を理解することで家電製品の選び方の選択肢が広がり、エコな生活を送ることがきっとできるはずです。
是非参考にしてみてください。

1.省エネとは

1-1.省エネって言葉はよく聞くけど、省エネってどんなこと?

「省エネ」とは「省エネルギー」の略語です。
電気(エネルギー)は、石炭・石油・天然ガスなど限りある資源や、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを利用して発電しています。

こうしたエネルギーを有効に効率よく使うことを「省エネ」といいます。

みなさまの生活に置き換えると、省エネとは無駄な電気を使わないことです。
例えば、使っていない部屋の電気は消す、常時使っていない家電製品はこまめに消す、効率のよい家電製品を利用するなど、上手に電気を使うことも「省エネ」といいます。

1-2.省エネって必要なの?

石炭・石油・天然ガスなどの資源は有限です。
再生可能エネルギーの導入も進んでいますが、再生可能エネルギーだけでは安定的に電気を供給できる状態ではありません。
そのため、限りある資源を上手に活用し、エネルギーを効率よく使っていくことが二酸化炭素の排出量削減につながり、結果として地球温暖化を抑制することになります。

また、電気だけでなく、ガスや水道の使用量を減らすことや、ゴミを減らすこと、自動車の使用を控え自転車や公共交通機関で移動するなど、私たちの生活でのひとつひとつの行動が「省エネ」につながります。

地球環境を守るためにも「省エネ」を心がけていく必要があります。

2.省エネを実現するための家電製品

省エネ家電ってどんなもの?
この章では、省エネ家電とその選び方を紹介します。

2-1.省エネ家電

「省エネ家電」とは電気エネルギーの消費を抑えた(消費電力が少ない)家電製品のことを言います。
自動車に例えると、燃費がよい家電製品と言えます。

省エネ家電を使うことで、電気使用の無駄が削減できるため、結果して、発電の過程で発生する二酸化炭素の抑制につながります。
ご家庭で省エネ家電を使うことは、環境保全・家計の支出低減につながる訳です。

家庭における用途別エネルギー消費内訳

出典:資源エネルギー庁「令和元年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2020)家庭部門のエネルギー消費の動向

上図の「家庭における用途別エネルギー消費内訳」を見てわかるとおり、「暖房」、「給湯」、「動力・照明他」の比率が高く、それらの使い方や選び方を工夫することが省エネにつながることがわかります。

例えば、暖房で言えば「エアコン」は、ヒートポンプの仕組みにより空気の熱を利用して暖房をするため、電気ストーブと比べると1の電力で約4~7倍以上※の熱を出すことができます。
※出典:省エネ性能カタログ家庭用2020年版「エアコン」、APF(通年エネルギー消費効率)の最小値~最大値より

また、給湯で言えば「エコキュート」も、ヒートポンプの仕組みにより空気の熱を利用してお湯を沸かすため、電気ヒーター式の電気温水器と比べると1の電力で2.5~4.0倍※の給湯をすることができます。
※出典:省エネ性能カタログ家庭用2020年版「エコキュート」、エネルギー消費効率の最小値~最大値より

照明で言うと60W相当の電球で比較すると、LED電球(9.4W)は、白熱電球(54W)と比べ、同じ明るさで83%省電力※です。
※出典:省エネ性能カタログ家庭用2020年版「電球」より

このように器具の選び方により、省エネ性能が大きく変わることがわかります。
みなさまのご家庭の家電をチェックし、省エネ家電への買い替えなどを検討してみてはいかがでしょうか?

2-2.省エネ家電を選ぶポイント

実際に家電製品を「省エネ家電」に買い替えると言っても、何を基準に選んだらよいのかわからない方もいらっしゃるかと思います。
また、「省エネ」という言葉のみで選んだ結果、電気の使用が抑えられずあまり効果を感じられないケースもあるのではないでしょうか?

そのようなことを未然に防ぐため、ここからは省エネ家電を選ぶポイントを紹介いたします。

① 買い替え前の家電製品を知る

家電製品を買い替えるうえでまず知っておかなければならない情報のひとつが、現在使用している家電製品を知ることです。
現在の家電製品のスペック(能力)を知ることで、買い替え前後の比較が可能です。

例えば「エアコン」の場合、
・大きさは何畳用タイプ?
→8、10、14、18畳用などお部屋の広さを基準とした大きさの目安ですが、部屋の広さに対して適切な大きさのエアコンを選択できているか調べてみましょう。

・消費電力(W)と冷暖房能力(W)はどのくらい?
→省エネ性能が高いエアコンは、小さい消費電力で大きい冷暖房能力を出すことができます。
事前に確認することで購入する際の家電製品との比較が可能となります。

② 購入する家電製品を知る

買い替え前の家電製品を確認したら、次は購入する家電製品を知る必要があります。

買い替え前と比較し、スペック違いになっていませんか?
省エネといいつつ、買い替え前の家電製品より、消費電力の大きい家電製品を購入した場合、「電気使用量が減らない」といったことになります。

電気使用量を減らしたい場合は、適切な目安畳数のエアコンを選び、省エネ性能が高いものに買い替えることをおススメします。

上手なエアコンの選び方や、家電製品の省エネ方法については、以下のコラムでも紹介していますので、参考にしていただけますと幸いです。

<関連コラム>
基礎からわかるエアコン選び4つのポイント
電気使用量が多くなる!?4つの主な原因とその対策について徹底解説

③ 省エネラベルや省エネ性能カタログを参考に選ぶ

2006年10月から開始された「統一省エネラベル」は製品の省エネ性能を5つの星で表したラベルです。
2020年時点で統一省エネラベルが表示されている家電製品は「エアコン」「照明器具」「テレビ」「電気冷蔵庫」「電気冷凍庫」「電気便座」となっています。

エアコン・テレビは、省エネルギーラベリング制度の省エネ達成基準率を用いて、省エネ性能を5段階の星(★)の数で表示しています。

2020年から照明器具・電気冷蔵庫・電気冷凍庫・電気便座は、多段階評価点に応じて、市場における省エネ性能の高い順に5.0~1.0までの41段階と、きめ細かく省エネ性能を評価して星(★)で表示するようになりました。
きめ細かく評価することで、省エネ性能の差が小さい製品でも、より比較しやすくなりました。

統一省エネラベル

出典:経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ家庭用2020年版」

また、省エネ性能カタログは、以下の通りあらゆる家電製品やガス・石油器具の省エネ性能を大きさ別にランキング形式で比較することができます。

<省エネ性能カタログで比較できる製品>

  • エアコン
  • 液晶テレビ
  • 電気冷蔵庫
  • 電気冷凍庫
  • 電球
  • 電気便座
  • ジャー炊飯器
  • 電子レンジ
  • エコキュート
  • ガス温水機器
  • 石油温水機器
  • ガスストーブ
  • 石油ストーブ
  • ガスこんろ
  • ガスオーブン

買い替え前後の製品比較に加え、省エネ性能を比較できる「省エネ性能カタログ電子版」も参考に検討してみてはいかがでしょうか?

参考:経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ電子版

3.まとめ

ここまで省エネと省エネ家電の選び方について紹介してきました。
省エネのためには、家電の使い方だけではなく、買い替えの際の家電製品の選び方も重要です。
環境に配慮し、電気を上手に利用していくためにも参考にしていただけますと幸いです。

なお、東京電力パワーグリッドではお客さまが電気でお困りのことや、みてもらいたいことなど、ご家庭の電気安全のご相談にお応えするコンサルトサービスを実施しています。

  • 電気設備の点検をしてほしい
  • 漏電していないか心配なのでみてほしい
  • プラグやコードの正しい使い方を教えてほしい
  • ブレーカーやコンセント・スイッチを取り替えてほしい
  • 照明器具をLED照明に取り替えてほしい

こんな時には、お客さまの屋内配線などを東京電力パワーグリッドが測定器を使って診断します。また、器具の取り替えも実施していますので、お気軽にご相談ください。
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