東京電力パワーグリット

停電したらどうする?ブレーカーが落ちた時の対応ガイド

普段と変わりなく自宅で過ごしているのに、
「突然停電した」「ブレーカーが落ちた」「ブレーカーが上がらない」——
こんな状況になると、不安になりますよね。

でも、安心してください。
「停電したときにまず何をすればいいのか」
「ブレーカーはなぜ落ちるのか」
を知っていれば、慌てずに落ち着いて状況を確認、適切に対応することができます。

このコラムでは、「もしもの停電時の確認ポイント」と「自宅にある電気のブレーカーのこと」について解説します。

▼目次
1.ブレーカーの設置場所
2.ブレーカーの種類(主な3種類)
3.ブレーカーの操作方法
4.ブレーカーが落ちる原因と対処方法
5.復旧できないときは
6.停電解消後の確認ポイント

1.ブレーカーの設置場所

まず、停電時に確認してほしいのが、ブレーカーの設置場所です。

一般的に壁の高い位置に設置されてることが多く、そのため、日常生活では目に入りにくい場所にあります。
つまみが見えるタイプと、フタで覆われているタイプがあるので、見た目は様々です。

ちなみに、ブレーカーをまとめている設備のことを「分電盤」と呼びます。

分電盤の説明はこちら

つまみが見えるタイプの分電盤
フタで覆われているタイプの分電盤

▼主な設置場所
・洗面所:洗濯機の上、出入口ドアの上 など
・玄 関:ドアの上、シューズボックス(靴箱)の中 など
・キッチン:冷蔵庫の上、勝手口の近く など
※クローゼットや収納棚の中など見つけにくい場所に設置されていることもあります。

停電時は真っ暗な状態になってしまうので、分電盤まで移動するときは、つまずいたり転んだりしないように気を付けてください。
もしご自身での確認が困難な方や不安がある方は、無理をせず、東京電力パワーグリッドへご連絡ください。

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2.ブレーカーの種類(主な3種類)

一般家庭の分電盤には、主に3種類のブレーカーがあります。

分電盤

※スマートメーター(通信機能付きの電力メーター)が設置されている場合は、アンペアブレーカーがないことがあります。

スマートメーターの説明はこちら

アンペアブレーカー

契約している電気料金メニューによって、自宅で使える電気の量(アンペア数)を管理しているブレーカーです。
契約中のアンペア数よりも電気を使いすぎるとアンペアブレーカーが落ちて、自宅全体が停電してしまいます。

アンペアブレーカーが落ちた原因と対処方法はこちら

漏電ブレーカー(漏電遮断器)

自宅全体の漏電の状態を監視しているブレーカーです。
「漏電」とは、家電や配線の故障・破損によって、電気が本来と異なる経路に流れてしまう状態で、感電や火災につながる危険があります。
漏電ブレーカーは、漏電を感知すると電気を遮断し、漏電による感電や火災から私たちを守る役割を担っています。

漏電ブレーカーが落ちた原因と対処方法はこちら

配線用ブレーカー(配線用遮断器)

各部屋や家電ごとに分かれている電気回路を守るブレーカーです。
電気の使いすぎやショート(短絡)が起きると、配線用ブレーカーが落ちて、一部の部屋や家電のみが停電してしまいます。

例えば、
・リビング
・キッチン
・エアコン
などに分かれていることが一般的です。

配線用ブレーカーが落ちた原因と対処方法はこちら

3.ブレーカーの操作方法

ブレーカーを操作する前に、以下を確認してください。

操作前の注意

アイロン、ヒーター、ストーブなどの電源が入ったままになっていないか確認しましょう。
電源が入ったまま復旧すると、火災につながるおそれがあります。

具体的な操作方法

詳しい操作方法は東京電力パワーグリッドの「急に電気が消えたとき」ページをご確認ください。
図解でブレーカーの操作方法をご案内しています。

「急に電気が消えたとき」のページはこちら

もしブレーカーの操作に不安がある方は、無理をせず、東京電力パワーグリッドへご連絡ください。

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4.ブレーカーが落ちる原因と対処方法

なぜブレーカーが落ちてしまったのでしょうか。
考えられる原因と対処方法をご紹介します。

アンペアブレーカーが落ちているとき

自宅全体での電気の使い過ぎ

電気(家電)を同時に多く使用して、契約中のアンペア数(契約容量)を超えてしまうと、電気の使用を契約上制限するためにアンペアブレーカーが落ちてしまいます。

▼アンペア数が高い家電
・調理家電(IHクッキングヒーター、電子レンジ、炊飯器、トースターなど)
・エアコン
・衣類乾燥機
・ドライヤー
・暖房器具(電気ストーブ、各種ヒーター)

アンペア数が高い家電

▼対処方法
・自宅全体の中で電気(家電)を同時に多く使わない
・特にアンペア数が高い家電は使うタイミングを重ねない

【スマートメーターをご利用の方へ】
現在、多くのご家庭ではスマートメーターが設置されています。
スマートメーターのアンペアブレーカー機能が設定されている場合、契約中のアンペア数を超えると一時的に停電しますが、約10秒後に自動復旧します。

「急に電気が消えたとき」のページはこちら

アンペアブレーカーの故障

電気(家電)を同時に多く使用していないのに、アンペアブレーカーが上がらない場合は、故障している可能性があります。

▼対処方法
・電力会社でのアンペアブレーカーの取替工事が必要

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家電やコード類、電気配線のショート(短絡)

家電の故障や延長コード、自宅内部の電気の配線が何かの原因で傷んでしまうと、ショート(短絡)してしまうことがあります。

▼よくあるケース
・コードが家具やドアに挟まれている
・コードを折り曲げて使用している
・誤ってコードに傷をつけてしまった

▼対処方法
・家電本体が原因:メーカーでの修理・交換が必要
・コード類が原因:傷んでしまったコードを使わない(コンセントに差し込まない)
・自宅内部の電気の配線が原因:電気工事店での改修工事が必要

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漏電ブレーカーが落ちているとき

家電や配線の漏電

自宅のどこかで漏電が発生すると、電気が漏れ続けてしまわないように漏電ブレーカーが落ちます。
水や湿気の影響を受けやすい家電、特に雨の影響によって自宅内部の電気の配線や照明器具などが漏電の原因になってしまうケースがあります。

▼水や湿気の影響を受けやすい家電
・調理家電(水気に近いもの)
・エアコン(室外機)
・給湯器
・屋外照明

▼対処方法
・家電本体が原因:メーカーでの修理・交換が必要
・自宅内部の電気の配線や照明器具が原因:電気工事店での改修工事が必要

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漏電ブレーカーの故障

漏電ブレーカーの製造年数が古いと、ブレーカー本体の経年劣化が原因で、漏電が発生していなくてもブレーカーが落ちてしまうことがあります。
製造後15年を過ぎたら取替をおすすめします。

参考:電気安全関東委員会

▼対処方法
・ブレーカーの取替工事が必要

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落雷による一時的な誤動作

落雷時の瞬間的な影響を受けて、漏電ブレーカーが落ちてしまうことがあります。
この場合は、漏電ブレーカーを上げることができますが、「その後すぐに落ちてしまう」「何度も繰り返し落ちてしまう」という状態だと、落雷以外の原因が考えられます。

▼対処方法
・漏電ブレーカーを上げて再び落ちないことを確認する
・何度も落ちる場合は点検を依頼する

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配線用ブレーカーが落ちているとき

自宅の一部に集中した電気の使い過ぎ

自宅の一部の箇所で電気(家電)を同時に多く使用してしまうと、電気の配線を守る(設計上限を超えない)ために配線用ブレーカーが落ちてしまいます。

電気の配線設計は建物によって様々ですが、特にキッチン周りでは、アンペア数が高い調理家電が多くあり、さらに配線・コンセントが集中しやすい傾向にあります。

▼アンペア数が高く、配線が集中しやすい家電
・調理家電(電子レンジ、炊飯器、トースターなど)
・暖房器具(電気ストーブ、各種ヒーター)

▼対処方法
・自宅の一部の箇所で電気(家電)を同時に多く使わない
・特にアンペア数が高い家電を使うタイミングを重ねない

配線用ブレーカーの故障

配線用ブレーカーの製造年数が古いと、ブレーカー本体の経年劣化が原因でブレーカーが落ちてしまうことがあります。

▼対処方法
・ブレーカーの取替工事が必要

電気工事の相談先はこちら

家電やコード類や電気配線のショート(短絡)

アンペアブレーカーと同様に、家電の故障や延長コード、自宅内部の電気の配線が何かの原因で傷んでしまうと、ショート(短絡)してしまうことがあります。
この場合は、その配線先(停電している箇所)の中に原因があると考えられます。

▼よくあるケース
・コードが家具やドアに挟まれている
・コードを折り曲げて使用している
・誤ってコードに傷をつけてしまった

▼対処方法
・家電本体が原因:メーカーでの修理・交換が必要
・コード類が原因:傷んでしまったコードを使わない(コンセントに差し込まない)
・自宅内部の電気の配線が原因:電気工事店での改修工事が必要

電気工事の相談先はこちら

電気工事の相談先

電力会社の設備以外(主に屋内の電気設備)を改修工事する際には、地域の電気工事店への依頼が必要になります。
お知り合いの電気工事店、もしくは住宅電気工事センターへ相談してみてください。

住宅電気工事センターのご案内はこちら

また、東京電力パワーグリッドでは、屋内の電気設備であっても、漏電ブレーカーなどの一部の改修工事を承っています。
当社社員が現地にお伺いし、無料のお見積りや工事手配をいたしますので、お気軽にご連絡ください。

東京電力パワーグリッドでの工事をご希望の方はこちら

5.復旧できないときは

ブレーカーを操作しても電気が復旧しない場合は、無理に何度も操作を繰り返さないようにしましょう。

次のような場合は、家電や配線設備に異常が発生している可能性があります。
・ブレーカーを上げてもすぐ落ちる
・漏電ブレーカーが繰り返し落ちる
・一部の部屋だけ停電したまま
・焦げたにおいや異音がする

このような場合は、ご自身で分解や修理を行わず、お知り合いの電気工事店、もしくは住宅電気工事センターへご相談ください。

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相談先が分からない場合は、東京電力パワーグリッドへお問い合わせください。

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6.停電解消後の確認ポイント

電気が復旧したら、以下の点も確認しておきましょう。
停電の影響によっては、家電の再起動・再設定が必要になる場合があります。
家電が正常に動作しない場合は、取扱説明書を確認するか、メーカーへお問い合わせください。

▼冷蔵庫
・電源が入り、正常に運転し庫内が徐々に冷え始めているか
・再稼働後しばらく経っても冷えない場合は、食品をクーラーボックスなどへ移し、メーカーへ相談する

▼パソコン・ゲーム機
・データが正常に保存されているか
・必要に応じて再起動する

▼Wi-Fiルーター
・インターネットに接続できるか
・接続できない場合は再起動する

▼タイマー・時計
・時刻がリセットされていないか
・必要に応じて再設定する

▼録画機器
・録画予約が正常に残っているか
・必要に応じて設定を確認する

まとめ

突然の停電でも、ブレーカーの役割や原因を知っていれば、落ち着いて対応することができます。
まずは慌てずに状況を確認し、安全を確保したうえで復旧作業をしてみましょう。

ご自身での対応が難しい場合や、ブレーカーを操作しても復旧しない場合、原因がわからない場合は、無理をせず専門の事業者へ相談してください。
ご相談先に迷われた場合は、東京電力パワーグリッドへお気軽にお問い合わせください。

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